日本の社会基盤は21世紀初頭で約750兆円の資本ストックがあり、現今の豊かな経済社会を構成しています。しかしながら、これらの社会資本は老朽化が進み、維持管理・更新費が急激に増加しているのが現状です。更に、少子高齢化時代を迎えて人口減少も始まり、新しい時代に対応する社会資本の総合的な計画と維持管理手法の必要性が高まってきています。これらの問題を解決するには、ライフサイクルコストの低い、耐久性の高い構造物を建設する技術者や熟練したインフラの管理技術者、保守技術者が必要です。
これらの状況を勘案して、「少子高齢化時代の構造物保守」のあり方を検討し、新しい社会インフラ計画の基本構想をまとめ、経済はもとより、人類の役立つ社会貢献を目指して、本協会は発足しました。本協会は、発足後5年を経て基礎固めを終え、会員相互間の更なる連携強化や関連学界や(公財)鉄道総合研究所等との情報交換を推進し、次のステップへの飛躍に向けて新たな活動を開始しました。本協会が真に実りある成果を提供できますよう、皆様方のご支援とご協力を切にお願い申し上げます。
一般社団法人 国際建造物保全技術協会 理事長
植野 芳彦
当法人は、社会インフラの計画を基本構想としてまとめ、経済はもとより、環境改善と豊かな生活を実現するよう、建造物の維持管理・更新等の保守事業を通して、人類に役立つ国際社会貢献を行うことを目的とし、次の事業を行います。
正会員:現行の研究・開発、設計、施工、維持管理に携わっており、当協会の目的および事業推進に賛同する企業・個人・団体などから構成されます。
賛助会員:当協会の目的および事業推進に賛同する企業・個人・団体などから構成されます。
特別会員:当協会の目的及び事業推進に賛同し、共同開発・事業協力・技術支援等を実施できる企業・個人・団体などから構成されます。
組織名 | 一般社団法人国際建造物保全技術協会 |
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本部 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木3丁目1番11号パシフィックスクエア代々木3階 TEl:03-6811-7990 FAX:042-501-2838 |
関西支部 | 〒558-0003 大阪市住吉区長居1-9-2 ㈱アイゾールテクニカ内 TEl:06-6690-5400 |
沿革 | 2011年 (一社)国際建造物保全技術協会の設立・発足 2012年 建造物保全技術者資格制度発足、資格試験の開始 2013年 国際シンボジウム「環境と人間」に協賛 「新しい時代の社会資本」・「点検における非破壊検査マニュアル」発行 大学教授・学識経験者による定期講演会の開始 2015年 (公財)鉄道総合技術研究所の技術協力・技術交流会の開始 試験委員会の設置による建造物保全技術者資格制度改訂 2017年 実務者のための技術研修会の開始 2018年 国土交通省「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格」に登録 (建造物保全技術者、建造物保全上級技術者) 2019年 関西支部発足 |